2015年3月の東関東高速線直通開始を前に運用増加への対応を目的に車両の増備が計画されたのを受け、CL1000系をベースとした新型車として開発が進められ、2014年12月に瑞穂総合車両センターに配備されました。
高速度からの迅速な緊急停止を実現するため、増圧ブレーキを搭載しています。この増圧ブレーキはCL1000系にも順次搭載が進められています。
2013年頃からCL1000系で現車試験を行ったフルSiC-VVVFインバータを採用し、CL1000系の初期型と比べても消費電力の大幅カットに成功しました。
直線的なイメージのCL1000系シリーズとは異なり、前頭部に曲線的な要素を組み込んだ柔らかさを感じられる顔つきになっています。
帯は多摩クロスラインのラインカラーである「ライムグリーン」と新東京鉄道のコーポレートカラーである「ストリームブルー」を組み合わせた爽やかなストライプです。
設計最高速度 140km/h
営業最高速度 CL区間120km/h 東関東高速線内130km/h
起動加速度 3.0km/h/s
減速度 4.0 km/h/s(常用最大)5.0 km/h/s(非常)
最大寸法(長・幅・高) 20,150mm×2,800mm×4,080mm(先頭車),20,000mm×2,800mm×4,080mm(中間車)
車両定員 先頭143名(うち座席48)中間154名(うち座席54,車椅子スペース設置車50)
車体重量 26.1t - 33.6t
軌間 1067mm(106.7cm)
電気方式 架線集電式の直流1500V
主電動機 全密閉式かご形三相誘導電動機 出力150kw
制御装置 フルSiC-VVVFインバータ 1C4M
駆動装置 TD平行カルダン駆動
制動方式 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
保安装置 車上演算式一段ブレーキATC
製造 京名電鉄 海山道車輌工場